第9回 水痘ワクチン
水痘ワクチンとは
水痘は「みずぼうそう」とも言われ、帯状疱疹の原因と同じウイルスです。感染力は非常に強く、ふつうは5歳くらいまでにかかってしまいます。
水痘自体はあまり深刻な合併症はありません。でも白血病などの悪性の病気にかかっていたり、ステロイド薬などを使用していてこちらの免疫力が落ちたりしているときに感染すると、水痘は簡単に重症化して死に至ることも珍しくありません。
また水痘が治った後もウイルスが神経細胞の中に一生隠れていて、こっちの抵抗力が落ちた時に「帯状疱疹」の形で再発いたします。
帯状疱疹は治った後も神経痛や神経麻痺を残すことが多くあります。
水痘ワクチンは昭和61年に認可されましたが最初は任意接種としてハイリスクの子供だけに接種されていました。
平成26年の10月から定期接種に加えられ、1歳から3歳までの間に3か月以上の間をあけて2回の接種が勧められています。
接種時期について
