第2回 赤ちゃんにワクチンは必要なの?
赤ちゃんの免疫について
生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんからいろいろな細菌に対する抵抗力をもらっています。
でもお母さんが持っていない抵抗力や、お母さんからもらえない抵抗力もたくさんあります。
お母さんから免疫をもらえる感染症は急いでワクチンをする必要がありません。
でもそうでない病気で、時には命取りになるものはいくらもあります。
そういう病気のワクチンはできるだけ早く接種する必要があります。

お母さんからもらった免疫は大体半年から1年は役に立ってくれます。
逆にいえばこの間、お母さんから免疫をもらう病気は、1歳になるころまではワクチンを接種しても自分自身の抵抗力を作るところまで体が反応してくれません。
1歳前の赤ちゃんに接種するワクチンはお母さんから抵抗力をもらえない病気ばかりです。
また1歳以上になってから摂取するワクチンはお母さんがおなかの中で抵抗力を分けてくれた病気です。